広くて強いクレーム:特許で広くて強いクレームを弁理士が解説!



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2005年12月13日

広くて強いクレーム

今日は米国の限定要求に対応した。


米国は非常に単一性の範囲が狭く、日本では認められるクレームでも5つとか複数に分けないと認められない。


今回の出願は各グループの要素が非常に限定されていて、
1つや2つのグループを権利化してもエスケープが極めて容易にできるクレーム構造になっている。


こんなときは非常に情けなくなる。もっとしっかりした明細書とクレームを作り、
エスケープが容易にはできない強い権利をなぜ最初から作らなかったのか?と、明細書の作成担当者を非難したくなる。


しかし、こういうことがあると、次からの出願では、何とかしてエスケープできないようなクレームを作り、
事業独占ができるかと考えるようになる。


徹底的に考え抜いた、いいクレームを作りたいものだ。


今日は新人のトレーニングをしながらそう感じた。


firstrategy at 20:42│Comments(0)TrackBack(0)特許 

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