2006年04月
2006年04月01日
会社の利益と個人の利益
ライセンス交渉をしていてちょっと考えさせられる場面に出会った。
通常の交渉では相手からこちらに有利な条件をつけてくることはほとんどない。
あるとすれば、それ以外の部分で不利な条件をつけようとしているような場合だ。
しかし、極くまれに、相手の方から予想外のいい条件を言い出す場合がある。
そのような場合、知財のポリシーに合わないからと言って断るべきだろうか?
つまり、知財としては、そのようなことは受け入れられない、と、自分が有利になる条件を断ることがあるのだろうか?
知財戦術が優先するか、経営判断が優先するか、という問題でもある。
会社が儲かればそれでいいのか、あるいは、会社の利益を減らしてでも知財戦術を重視すべきか、という問題の答えは明らかであるようにも思える。
しかし、全てを経営マターにして知財のルールよりもビジネス戦略を取ることを知財部員としてやるべきかどうか、
言い換えれば、会社員である前に知財部員であるか、知財部員である前に会社員であるべきか、という言い方もできるのかもしれない。
この場合は、通常は後者であるべき、というのが建前である。
だが、例えば、省あって国無し、課あって省無し、と官僚の世界ではいうように、自分の利益を最大化するとすれば、自分の部署の立場を会社よりも上に位置づける方が有利な場合もあるだろう。
そう考えると答えが出にくくなるが、要は個人が会社の利益を優先させるか、自分の利益を優先させるか、という問いに行き着くのかもしれない。
そして、前者の考え方の個人が多い会社はきっと発展するだろう。
通常の交渉では相手からこちらに有利な条件をつけてくることはほとんどない。
あるとすれば、それ以外の部分で不利な条件をつけようとしているような場合だ。
しかし、極くまれに、相手の方から予想外のいい条件を言い出す場合がある。
そのような場合、知財のポリシーに合わないからと言って断るべきだろうか?
つまり、知財としては、そのようなことは受け入れられない、と、自分が有利になる条件を断ることがあるのだろうか?
知財戦術が優先するか、経営判断が優先するか、という問題でもある。
会社が儲かればそれでいいのか、あるいは、会社の利益を減らしてでも知財戦術を重視すべきか、という問題の答えは明らかであるようにも思える。
しかし、全てを経営マターにして知財のルールよりもビジネス戦略を取ることを知財部員としてやるべきかどうか、
言い換えれば、会社員である前に知財部員であるか、知財部員である前に会社員であるべきか、という言い方もできるのかもしれない。
この場合は、通常は後者であるべき、というのが建前である。
だが、例えば、省あって国無し、課あって省無し、と官僚の世界ではいうように、自分の利益を最大化するとすれば、自分の部署の立場を会社よりも上に位置づける方が有利な場合もあるだろう。
そう考えると答えが出にくくなるが、要は個人が会社の利益を優先させるか、自分の利益を優先させるか、という問いに行き着くのかもしれない。
そして、前者の考え方の個人が多い会社はきっと発展するだろう。