2006年03月
2006年03月28日
拒絶査定
最近非常に重要な案件の出願について拒絶査定が来た。
拒絶査定不服審判を請求して、前置審査の段階で面接をしてもらい、何とか特許にできそうな状況である。
ほっと胸をなでおろした。
事業やライセンスがかかっている場合に拒絶査定が来ると非常に緊張する。
大多数の特許はそれほど重要ではないケースが多いのだが、実際に事業に使っていたりするとそれが特許になるのとならないのとでは雲泥の差が出てくる。
重要な特許については出願、審査、そして審判の全ての段階で細心の注意が必要だ。
事業やライセンスをやっている場合には、自分でそうした責任をかぶることになるので、非常に責任重大なのだが、うまく対応できたときは本当にほっとする。
最悪なのは、自分の先の出願で拒絶理由が来て、利用発明として成立しないような場合だ。そうしたときはどちらか一方を活かして、もう一方を禁反言覚悟で批判するというようなことをせざるを得ないのかもしれない。
拒絶査定不服審判を請求して、前置審査の段階で面接をしてもらい、何とか特許にできそうな状況である。
ほっと胸をなでおろした。
事業やライセンスがかかっている場合に拒絶査定が来ると非常に緊張する。
大多数の特許はそれほど重要ではないケースが多いのだが、実際に事業に使っていたりするとそれが特許になるのとならないのとでは雲泥の差が出てくる。
重要な特許については出願、審査、そして審判の全ての段階で細心の注意が必要だ。
事業やライセンスをやっている場合には、自分でそうした責任をかぶることになるので、非常に責任重大なのだが、うまく対応できたときは本当にほっとする。
最悪なのは、自分の先の出願で拒絶理由が来て、利用発明として成立しないような場合だ。そうしたときはどちらか一方を活かして、もう一方を禁反言覚悟で批判するというようなことをせざるを得ないのかもしれない。
2006年03月25日
用途発明
最近、医薬以外の用途発明が認められにくくなったという話を聞く。
実際私の担当案件でも、化粧品だが、用途発明として認められないということで拒絶理由をもらった。
医薬の場合は、用途が明確だが、化粧品や食品はそれほど明確に用途を意識して購入することが少ないかららしい。
それでも用途を明確にした商品の場合に認められる場合もあるのだが、現状ではそうした化粧品、食品は少ないらしい。
地域興しやベンチャーには食品の用途発明を認めてもらいたいものだ。地域ブランドのように、特産品に限って機能性食品としての用途発明を認めてはもらえないのだろうか?
いずれにしても、プロパテント、知財立国と言いながら審査、審判がどんどん厳しくなっているように感じるのは私だけだろうか?
実際私の担当案件でも、化粧品だが、用途発明として認められないということで拒絶理由をもらった。
医薬の場合は、用途が明確だが、化粧品や食品はそれほど明確に用途を意識して購入することが少ないかららしい。
それでも用途を明確にした商品の場合に認められる場合もあるのだが、現状ではそうした化粧品、食品は少ないらしい。
地域興しやベンチャーには食品の用途発明を認めてもらいたいものだ。地域ブランドのように、特産品に限って機能性食品としての用途発明を認めてはもらえないのだろうか?
いずれにしても、プロパテント、知財立国と言いながら審査、審判がどんどん厳しくなっているように感じるのは私だけだろうか?
発明の進歩性について
外国出張をすると、仕事がたまってその後非常に忙しくなる。
さらに年度末に出張すると、年度末の締め切りの厳しい仕事と重なってとてもブログを書いている暇も取れない。
しかし、やっと一段落したのでひさしぶりに書き込んでいる。
あまり書かないとページランクにも影響しそうだし^^;
さて、最近感じたのだが、以前ある県でセミナーをさせていただいた際、60近い方がある発明について相談されていた。
そのときは、その発明は進歩性が無いので、特許化は無理、というアドバイスをしたのだが、その数日後、その老人の考えた発明とよく似た発明の別の企業からの出願が話題になっていた。
確かにその老人の発明のままでは進歩性はないのだが、もうふたひねり位すれば発明として成立したかもしれない。
今後は安易に進歩性がありませんねぇ、と言うのではなく、あとひとひねり、あるいは、ふたひねりしてください、と言うのがよいのではないか?と思っている。
発明とはそんなものではないだろうか?
さらに年度末に出張すると、年度末の締め切りの厳しい仕事と重なってとてもブログを書いている暇も取れない。
しかし、やっと一段落したのでひさしぶりに書き込んでいる。
あまり書かないとページランクにも影響しそうだし^^;
さて、最近感じたのだが、以前ある県でセミナーをさせていただいた際、60近い方がある発明について相談されていた。
そのときは、その発明は進歩性が無いので、特許化は無理、というアドバイスをしたのだが、その数日後、その老人の考えた発明とよく似た発明の別の企業からの出願が話題になっていた。
確かにその老人の発明のままでは進歩性はないのだが、もうふたひねり位すれば発明として成立したかもしれない。
今後は安易に進歩性がありませんねぇ、と言うのではなく、あとひとひねり、あるいは、ふたひねりしてください、と言うのがよいのではないか?と思っている。
発明とはそんなものではないだろうか?