弁理士試験:で弁理士試験を弁理士が解説!



ブログトップ>カテゴリ:>弁理士試験

2011年11月28日

弁理士試験

今年の弁理士試験は最終合格者721人ということで、一昨年をピークにやや減少している。

しかし、それ以上に志願者数が減っている。

大変な割には業界が縮小気味なこともあるのかも知れない。

大手特許事務所で電気、機械系の仕事が減って困っている特許事務所もある。

某自動車メーカーは知財予算を7割にしたという。

そこをメインクライアントにしていれば、売上が7割になるということだ。もちろん、あまり減らない事務所もあれば、すごく減らされたり、発注が無くなる事務所もあるだろう。

すごく減らされたり、発注停止になれば特許事務所も死活問題になる。

それに最近では、会社の統廃合でどちらかの会社が使っていた特許事務所に統一して発注するようになると、発注が無くなる事務所も出る。そういう特許事務所は苦しくなって他の特許事務所に吸収合併されたりすることもある。

今後も出願数が増加することはあまり考えられず、弁理士合格者数はどんどん増えてくるので、特許業界自体があまり伸びていく状態ではない。競争が激化し続けると思われる。

トップクラスの弁理士はこれまで以上に稼げる一方で、非常に収入の低い多くの弁理士も出る可能性もある。弁理士の受験勉強をする場合は、相当な覚悟が必要になるのではなかろうか?あるいは、資格を取っておいて、会社にずっといるというのもいいように思う。
firstrategy at 23:50│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔